祭囃子のせいだ 目を細めて堪えた 喉に溜め込んだ言葉は 今じゃないと分かっていた ずっと追いかていたキミと 触れたかったその手は今目の前に 「綺麗だねって」 「綺麗だよって」 心重ねてみたい 綿菓子を片手に持ってる そのいつもと違う髪型もさ すべてドキドキにさせられる 私は恋しちゃってる 花火が空を照らしてる そのすぐ横に君がいる 瞬きももったいないほど 鮮やかな夏の魔物 淡い夢のうたかた 手を伸ばして触れたら 冷めやらない焦燥が 今じゃないと囁いた 打ち上げた時 眩しい瞳 背中を見ながら歩くのも これで最後 最期 手のひらからすり抜けてく 甘くて苦い夏の匂い 瞬きも勿体無いほど 愛しいよ それでも 花火が空を照らしてる そのすぐ横に君がいる 瞬きももったいないほど 鮮やかな夏の魔物