やがて時は流れ 朝も夜もこない 残された夕景は 眠る君のそばに 優しいゆりかごへ 問いかける眼差し その過去に刻まれた 灰色の遺伝子 「いいよ、心は冷たい森の中 意味を失くした名前はいらない」 風を纏った者たち 生まれ変わる景色が 君の目に浮かぶ 物語を見せて そっと 羽を拾った者たち その手の隙間から 柔らかな朝が 風車の街に溶け出したら 風を纏った者たち 生まれ変わる景色が 結末に向かう 物語を閉じて そっと 羽を拾った者たち ひび割れた空から 金色の砂が 風車の街に溶け出したら 巣立つ日になって 光る輪になって 救われたなら 手を離すよ