交わる緯経線が 全ての意味を晒すとき 今度こそ僕らは 笑い合えているだろうか 間違えた縫い目を何処まで解けば 間引かれた明日に繋がる? 隠されたその糸の 意図すらも見失い 断ち切る刃に映る 汚れた指 ほつれ目に空いた穴 其処から覗く君は誰? 今度こそ僕らは それすら忘れてしまうのか 耳を塞げ 光を奪え いらない 血染めの糸で未来を縫え 終わらない 終われない 誰一人逃がさない 絶望へのファンファーレ その名前は” 夢” 焔を穿つような 成す術のない日々の果て 僕らを焼き尽くす 胸に咲いた紅蓮の華 「途切れた世界線の僕」 の知らない僕の朝 もう二度と会えないけど あなたに贈るよ 未だ見ぬ世界を紡ぎだす 僕の言葉と君の声 もう一度会えたから 笑い合ってみせるんだ
