a piece of cake だなんて誰かが言った、 その横 一口で胸が妬けた あなたの「これくらい」なんて あたしには 抱えきれないくらい怖いや 何気ないその呼吸も 全部 事象には意味があるって ほら あなたが言った 「それじゃ」って別れが 「またね」じゃなかったことだって 気付けばきっと傷付いてしまうから …そう言って 目を覆うのも何度目だ 「こんなの恋にも満たない」 だなんて ありふれた言葉を宛がって 特別な悲劇ではないと 何度も安堵を呼び寄せた 開けられないままのメール 誰からかなんてわかってる この夜が明けるまでは あたし、恋をしていたい leap of faith だなんて所詮、奇跡を祈るだけ 聖句を唱えるように 独り あなたの名前を呼んだ すがりつくみたいな声が 何よりの証拠だった 顛末なんて 想像に容易いんだ 気付けばきっと傷付いてしまうから …そうやって 独り善がるのも何度目だ 今さら何を言ったって、なんて 諦めを呑み込んだふりして 両の目からこぼれる涙で 世界をあなたを歪めた 「紙で切ったくらいの傷だ」 そんな風に言い切れたなら この夜が明ける頃には 澄んだ朝を見られるのに 「何を間違えなければ」 「あの日をやり直せれば」 未来はいつか収束し また今日になってしまうのに あぁ、 「こんなの恋にも満たない」 だなんて ありふれた言葉を宛がって 特別な悲劇ではないと 何度も安堵を呼び寄せた 開けられないままのメール 期待なんてもうしないけど この夜が明けるまでは あたし、恋をしていたい