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サヨナラ、僕の蜃気楼

Track byAcre

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  • 2025.08.26
  • 4:52
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歌詞

夏の匂いがした 放課後のバス停 君の隣で見た空の青さを まだ覚えてる 炭酸の抜けたラムネの瓶 伝えそびれた言葉みたいだ 時間は止まってくれないこと 知っていたはずなのに 古い写真の中 笑ってる僕らは 永遠なんてものを信じてた 疑いもせずに 忘れたいわけじゃないんだ でも囚われたままじゃ進めない 思い出と現実の境目が 陽炎みたいに揺れる アスファルトに落ちた蝉時雨が 耳元で「もう行けよ」と急かすんだ 胸の奥にしまったはずの痛みが 不意に疼き出して足を止める だけど君がくれた言葉だけは まだ温かいままなんだ それを道しるべに、今 駆け出していくんだ 夏の亡霊と一緒に 涙の向こうに滲む蜃気楼 追い越して 「忘れないよ」と空に呟いた それはサヨナラじゃない 過去の光を抱きしめたまま 僕は明日を生きていく 夜店の明かりがぼやけて見えるのは きっと煙のせいだけじゃない 金魚すくいのポイみたいに 脆くて儚い約束だったね それでも君と過ごした日々は 本物だったと信じてる 僕の人生で一番眩しい 二度と戻れない宝物 君が好きだと言ったあの歌を 今でも時々口ずさむ 少しだけ切なくなるけれど 不思議と力が湧いてくるんだ 大人になるってことはきっと 失うことに慣れることじゃない 失くしたものと一緒に歩く 強さを身につけること Memories like a film, in my head, play it back 夏の a track, no turning back 君の a voice, fading black 心の a crack, but it's on the right track 思い出 a freight, on my back 未来への an attack この痛みさえも a part of my pack 夕立の匂いが僕を誘う あの日のグラウンドへと続く道 立ち止まったままの僕の影を 現実が少しずつ追い越していく もう行かなくちゃいけないんだって 本当はずっとわかってた 君のいない世界で、僕は 歩き出していくんだ 夏の亡霊に手を振って 昨日と明日の境界線を 踏み越えて 「ありがとう」と風に呟いた それはサヨナラじゃない 君がくれた光を胸に 僕は未来を生きていく もしも一つだけ願いが叶うなら なんてらしくないこと考えた もう一度だけ君に会いたいなんて 言ったら君は笑うかな そんな奇跡は起こらないから 僕はこの足で歩いていくよ 君に胸を張れるような 僕になってみせるから 図書館の窓から見える入道雲 あの日と同じ形をしてる めくるページのインクの匂い 君を思い出させるものばかりだ でもそれはもう悲しいことじゃない 僕の一部になったってことだから 君は僕の中で生きている だから僕は一人じゃない The scent of summer, the sound of the waves 思い出の a page, in my heart it saves 勇気の a blaze, through the hazy maze 過去の a praise, for the brand new days 蜃気楼の a haze, sets my soul ablaze 見つけ出す a phrase, to leave this phase 歩き出す my own ways 風鈴の音が遠くで聞こえる 夏の終わりを告げているみたいだ 感傷に浸るのは今日で 終わりにしよう 新しい季節が僕を待っている 君からもらった勇気の欠片を ポケットの中で強く握りしめた もう大丈夫、顔を上げて 飛び込んでいくんだ 夏の亡霊を背にして 涙で描いた虹の向こう側 目指して 「また会おうね」と空に誓ったよ それはサヨナラじゃない 全ての思い出を力にして 僕は明日を輝かせる

このアルバムの収録曲

  • 1.サヨナラ、僕の蜃気楼
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