もうこんな夜はごめんだ こんな夜はごめんだって 見つめる拳に 何度爪立てたことだろう 自分とは何かを 見失うその前に 自分が何でもないんじゃ 見失うにも見失えない いくら拭っても 拭いきれないこの悔しさを いつもみたく熱いシャワーで 綺麗に洗い流す前に今日は 悔し涙で一筆 書き殴った 握りしめた拳を 空高く突き上げた 今からまたきっと 始められるから 爪痕だらけの両の手で 命一杯かき鳴らせ ギターを 鼓動を この声を もうこんな夜はごめんだ こんな夜はごめんだって 見つめる拳に 何度爪立てたことだろう いくら登っても 辿り着けない頂は 本当は近くにある筈なのに 行く手を阻もうとする自分自身を 血の滲む拳で何度も ぶん殴った 握しりめた拳を 空高く突き上げた 今からまたきっと 走り出せるから 爪痕だらけの両の手で 命一杯かき鳴らせ ギターを鼓動を 私を信じきれない私を 誰が信じてくれるのさ 声が途切れる度 弦が切れる度そんな自分も 断ち切っていくんだよ 握りしめた拳を 空高く突き上げた 今からまたきっと 始められるから 戦わなくちゃならないのは 誰でもなく自分自身だ 開いた掌空高く伸ばした 今からまたきっと掴めるから 爪痕だらけの両の手で なりたい自分を掴むんだ この声 標に 進むんだ