いつもの交差点で 今日もまた赤い陽が沈んで 確かなもの一つでもあれば 怖がらずに眠れるのにさ あたしがこのまま沈んでも 何一つ変わる事は無いでしょう 例えどんなに心砕けそうな事も この街の中「仕方が無い」って また掻き消されて 正しい声に泣きそうだ 人はそんなに強く無い事を知った 何度だって 何度だって 許しながら生きたい これも甘えなのかな 誰かの何気ない言葉に 人知れず巡らせ続けて 「そうじゃない」って 心曝け出したいけど 数秒先の冷たい視線が また飲み込ませて あたしはどこに歩けばいい? 綺麗な答えなんかじゃもう 自分を救い出せない 痛くても歪んでても 離さないで握ってて それがあたしの欲しかったもの 風に揺れて俯いた 夕影に咲いた花の 焦がれた想いの果てまで 遠くたって無意味だって 優しくありたい 今はこれだけでいい 今はこれだけでいい