見慣れない 天井の朝だ 陽の光が 頬を照らした カーテン代わりの シャツの裾から こぼれて 駅までの道は 昨日前もって 予習してみた 知らない顔と 交差点を渡れば 次の曲がり角 出会い頭の クラッシュ 目と目がふれたその日からはじまる ような ああ ドラマじみた シナリオの 恋が 落ちてこないかと 期待してるよ 絆創膏 に隠した 靴擦れの 痛みを 忘れてしまうように 慣れない この暮らしに 締めつけるような 胸の 辛さも すぐに消えてしまうから 星空が見えない夜は 街灯を 綱渡りして ヘッドフォンの音 うつむいた帰り道 だけど音楽が壁を壊す 瞬間はいつでも笑顔さ そうだろう って言い聞かせたら 空へと 登ってくような! 見えないギター かき鳴らしてた頃からずっと 流れ続けている メロディ まだ ああ 子供じみた 思い出を 今日も この手のリズムに 連れてくのさ さよならも はじめましても 詰め込んで 歩いてくこの身体で 歌っていく 笑えないような ことも なんだかんだ で かわして 鳴らし 続ける 君が残してった くちづけの 意味は まだ わかりそうもないけれど 新しい この暮らしに 転がる石はいつか 何かを 掴むかもしれないだろう 子供じみた 幸せを ずっと 口ずさんで 連れてくのさ