眠りにつくのは僕の声が 聞こえなくなったあとのこと 肺のいっぱいに吸い込んだ 静かな空気とひさかたの月 ひさかたの月 余った言葉たちが流れゆく 受け取る手を探して流れゆく 寝ぼけた口から溢れた 唾液みたいだな ねえ ハイになった灰になった 君が投げて舞い散った枕の羽で飛ぶ 愛を知って灰になった 君の目にはもう映らない うつせみの世が 焼けすぎて硬い目玉焼き こんな時食べてくれてたっけな 喉が渇くよ もう全てを 流して詰め込むあからひく朝 あかねさす昼? 火照った頬の熱を渡しても 冷たい手を握り締めつぶやく 心に全ての温もり 捧げたからだろう? ねえ ハイになった灰になった 君が投げて舞い散った枕の羽で飛ぶ 愛を知って灰になった 君の目にはもう映らない ハイになった?ハイになった 僕が投げて舞い散った光が空を飛ぶ 愛を知って灰になった 君の目にもう一度映して この光を