散々な土砂降りも 今日は嫌じゃないな 大粒の水滴が 運んで作る桜の川を 飛び越えて 飛び越えて 掴まえていたいモノ こんなんじゃ駄目だって そんなの分かってる 行き場のない感情が 溢れて作る涙の海も 飛び越えて 飛び越えて 抱きしめていたい人 願いは一つだけ 想いも一つだけ 君のすぐ傍で 歩いていたいだけ それだけでいい 肝心な一言が 声にならないな 夕暮れに並ぶ影 終わる春を眺めていた 足りてないモノなんて 何一つなくて 有り触れてて 手に余り 捨ててしまう 繰り返す「生活」を 目を凝らして探すんだ ガラクタだってさ 宝物に変わるんだよ 願いは一つだけ 想いも一つだけ 君のすぐ傍で 歳をとって行けたら 時が経って全部が 変わってしまったとしても この気持はきっと変わらない 君と生きていたいだけ 繰り返す季節を それだけでいい