隙間から血を流し呻く君の悼み、 誰に届く 世界が終わるその瞬間も命を削り 祈りを込めて 彼女は歌う、君のため 大きく羽ばたいたならまだ 飛べたはずの空は血を流しては ただ君の声に耳を澄ませて光を待つ 這い上がる、 剥がれ落ちる爪の隙間に光が射す いつかまた飛べる日が来ると 希望の歌を歌いながら 声を失くしたカナリヤの歌、 それでも彼女は歌い続けた 誰も聞くものがいなくても 風になって、海になって、 大地になって、彼女の歌は世界中を 大きく羽ばたいたならまだ 飛べたはずの空は血を流しては ただ君の声に耳を澄ませて光を待つ 這い上がれ、 剥がれ落ちる爪の隙間に光を見ろ いつかまた飛べる日が来ると 希望の歌を歌いながら