過ぎていった通り雨 裸足で汚していく 色褪せるには足りない程だから 冷たいイミテーション 長い夢で溶けていく いないのはきみだけで 雨音、掻き消して、時間ごと 歪むのは好きでしょう 止まらない針に刺されたままで 雨ひとつ降れずに 茜色に染まった日 僕はもうここにいないから 茜色に染まっても 笑って、笑っていたい、人知れず 雨音、掻き消した、歌声も 意味はもう無いのでしょう 止まらない針に刺されたままで 堕ちてく ひとり 微睡に 茜色に染まった日 僕はもうここにいないから 茜色に染まったら 笑った、君が、いなくなった 刻んでよ、優しい嘘で