大地に孤独の種が落ちた 冷たい雨が降り続いた 乾いた風の音が響いて 命は芽吹き根を張る 焼け付く陽射しを耐え凌いで 凍える雪解けを願って 夢を見ている 夢を見ている 何時しか咲き誇る日を さぁ 目を覚まして この鮮やかな夢に 色付いて開く蕾 春を運ぶ 風に揺られ 今 空を歌う 大地に孤独の花が咲いた 誰より深く根を下ろして 想像している 想像している 何時しか枯れ果てる日を さぁ 眠ろう 今は 明日を夢見て 陽は昇り沈めばそっと 時は流れて 生まれては死んで行くって 決まりの中で僕等 ねぇ 生まれたんだよ 悲しいね 季節の中で 色褪せた君が歌う 終を運ぶ風に揺られ 只 歌う 孤独の花 種を残し 今 枯れて 消えた