浮ついた春の約束は どこまでも飛べそうな気がした 何も知らなかったあの頃 知ったように振り返る僕らさ 誰のものにもならないすべては かき集めてもこぼれ落ちてゆく いつかすべて消えてしまうならば ハッピーエンドのつづきを聴こう 風は優しい春の匂いを運んで 小さな赤い実が 柔らかな雪の上に落ちて それでもまだ満たされない ことをいつか僕は 微笑んでまた 春の雨に打たれ 目を覚ますのか このまま僕らどこへ 風に吹かれてどこへゆく 冷たい雨でも 暗い朝でも 春の香りに包まれて 傷ついた夜の街並みは どこまでも 続いてゆくけれど 振り返るたび 少しずついつか全てが 愛しく思えたなら 風は厳しく 僕らに愛を運んで 巡り合った意味は 少しずつ雪のように溶けて それでもまだ満たされないことを いつか僕は 微笑んでまた春の雨に打たれ 目を覚ませば このまま僕らどこへ 風に吹かれてどこへゆく 冷たい雨でも 暗い朝でも 春の香りに包まれて このまま僕らの声 風を揺らしてどこへゆく 冷たい雨でも 暗い朝でも 春の香りに包まれて