グリースで髪をかためた 彼奴の歌が好きだった 小さなライブハウス 思い出の場所だった 初めて君がみせた 頬に流れる涙 「死ぬまで歌い続ける」と ステージで彼奴が言った いつも二人で観たい 「だからファンでいようね。」 君は何度も言った 「死ぬまでだよいいね…。」 何でもないような事が 幸だったと思う 何でもない夜の事 二度とは戻れない夜 あの夜から5年が過ぎ 彼奴がステージで歌う 君のためのバラード 雪が降るようなメロディ 二人で聞きたかった 君に聞かせたかった 何でもないような事が 幸だったと思う 何でもない夜の事 二度とは戻れない夜 土の下に眠る君と あの夜交わした約束 帰る道の夜空の 星の中に見つけた 俺達だけの合図 君はそこにいるんだ 何でもないような事が 幸だったと思う 何でもない夜の事 二度とは戻れない夜 二度とは戻れない夜 二度とは戻れない夜