花の咲かない四月の空に きらきら光る川の流れが まぶしくて うらやましくて 溜息ついた 行き交う人の笑顔を見ると なんだか自分ひとり焦って 空回りしているようで 人混み離れた うつ向き歩いてた その時に 突然肩をたたく人がいたの あれが最初だったね 顔を上げて ふいに まぶたをかすめた 春はこうしてやってきた 振り向いた そのあとに 君が笑った まばたきの夢 ついに 未来を見つけた イマはこうしてやってきた 振り向いたそのあとに 風が笑った 五月の花 夢の中まで出てくるように なってきたのは桜の散りどき 花びらが落ちてく度に 想いが募った 泳いだ視線の先 鋭く視えて また柔く変わる君に 振り回されているから 目を閉じた ふいに まぶたをかすめた 春はこうしてやってきた 振り向いた そのあとに 君が笑った まばたきの夢 ついに 未来を見つけた イマはこうしてやってきた 振り向いた そのあとに 風が笑った 五月の花 はじまりのはじまり おわりなど まだまだ 考えなくたってもいいじゃない 歩く風に少し香りがのったら 足を上げて 空を蹴って 飛べるから思い出してよ ふいに まぶたをかすめた 春はこうしてやってきた 振り向いたそのあとに 君が笑った まばたきの夢 ついに未来を見つけた イマはこうしてやってきた 振り向いた そのあとに 風が笑った 五月の花 咲いてくれた