見たことある道 誰かの手に引かれていたな 二番目の十字路を右に曲がると 桜の道があるはずだよ そんなばかな 目の前はたしかピンクで 染まってなくちゃいけないはずで だけど何にもなくって たくさんの過去かかえたまま それは姿を消していたよ 夢のまにまに 舞い散る花に心躍らせて 歩いた日々よ 少しでいいの あと少しだけ どうか目覚めないで 色も褪せずにきれいなままで 何も変わらずに 残るものなどないならどうか 夢だけ見させて からっ風ふく冬の夜 誰かの手に引かれていたな 凛とした空気の中 空を見上げてみれば 星の海 見てる星は燃えているよ いまより何億光年も前に すでに塵となって 宇宙をさまよってるんだ そんなことを知ったときに いまがとても大切なんだって思った 夢のまにまに このまま君と夜が明けるまで 並んでいたいな 少しでいいの あと少しだけ どうか目覚めないで 濃紺の空に白く輝く綺麗な景色を くれた星たちに感謝しながら そっと手をあわせた 見えなくたって 心や夢に残っていたなら 手を引いてくれた誰かがいれば そう、蘇るけど、 どうか夢を見せて