空が今よりずっと広いとき 君はここに落ちて来た 白い髪に細い腕に青く澄んだ瞳を 人はその美しさに深く嫉妬する 多分ね、私もその一人 ここからずっとずっと北に行けば 君の故郷があるらしい そこは夜になれば 星が降り虹がかかるらしい 私も見てみたいな 君と見てみたいな 美しいもの見る君の瞳を 私の物にしたい 世界は大人に習ったよりも どうやらずっと広いらしい パパとママが隠した物 両手で抱え切れないほど 美しさ、素晴らしさ、 それらを拒む醜悪さ この道はどっちに行けばいい? 君の世界へは何で向かえばいい? 空は紅く、森は猛く、 息は白く、時は早く 変わっていく 関わっていく 君の視界と 私の視界がいつか1つになって そして私は今に恋をする 私達が生まれた地が 離れ離れでよかったな 君と会って君を知って 君の知っているものを知れた 私達の流れる血が 繋がっていればよかったな 日々を共に過ごす度に 君への嫉妬は膨れてく そして私は今に恋をする