ふたりの見慣れた海と 朝靄 波打ち際 ささやかな夢時計 ささやかな愛の歌 育み抱いた大地 まるで指を愛でるように そっと伝い落ちてく涙砂 揺れる波とスカート やさしい風は吹く 二度と帰らぬ人よ、 あなたはそこにいるのね? 淀んだ空の色も いつか晴れ渡るから どうか顔を上げて 生まれ過ごしたこの地を きっと誰も恨みはしないから 消えぬ傷を背負った 波間に浮かぶ影 二度と帰らぬ人よ、 あたしはここで生きてる。 いつか時 満ち満ちて ふたりが出逢うまで 二度と帰らぬ人よ、 あなたとここで生きるわ。 永遠を誓った木陰にやさしい雨が 降る 二度と帰らぬ人よ、 あなたはそこにいるのね? 見渡せばこの海に 愛しいあなたがいる ………もう、涙を拭いて。
