日々を肯定して 意味を造形して 時にはこじつけて なんとか辿り着いた ここはきっと深海 底があるかないかさえ 知る由もないけれど酸素が 尽きるまでは只潜るよ 考えても解らないことだらけさ 目の前に広がる世界に色は 未だあるか 今も未だ醒めない夢を潜水中 乱れる呼吸 淀んだ視界でも 朧気な希望 謳う気は毛頭無い 兎角 聴覚を研ぎ澄ませば 視えてくるだろう 息切れも忘れる程に泳ぎ続ける 過去に縋り付いて未来を憂いて 逃避と後悔の行く末 見る影もなくなったとて ここはきっと深海 普通のままじゃいられなさそう 狂える眼が誘う 今も未だ醒めない夢を潜水中 軋む肉体 復路は無くとも 朧気な希望 謳う気は毛頭ない 兎角 聴覚を研ぎ澄ませば 触れられるから 息切れも忘れる程に深い場所で 君と繋がれたなら 目の前に広がる世界に色は 未だあるか 今も未だ醒めない 今も未だ醒めない夢を潜水中 乱れる呼吸 淀んだ視界でも 朧気な希望 謳う気は毛頭無い 兎角 聴覚を研ぎ澄ませば 視えてくるだろう 息切れも忘れる程に泳ぎ続ける