坂道を 自転車降りて海へと歩く 傾く日差し 眩しかった 9月の海岸はもう 人もまばらで 吹く風より 秋を告げる 今年の夏は 短かったと思うのは あなたがいないせいだから だけど これでいいの 泣きたい時は あなたがいつも その腕で 抱きしめてくれた 迷いながらも 追い続けた あの遠い 夏の日々は この空が知ってる いつの日も 戻れない恋に止まらぬように この坂道を 歩いて行くから たとえ振り向いて またあなたに 会いたくなっても それはただ一瞬だけの 懐かしさと思って 夢見たときは いつしか過ぎて 悲しみと 向き合える心を きっと上手に 重ねてゆく そしてまた 新しい恋に 幸せ 求めながら 泣きたい時は あなたがいつも その腕で 抱きしめてくれた 迷いながらも 追い続けた あの遠い 夏の日々は この空が知ってる 夢見たときは いつしか過ぎて 哀しみと 向き合える力を きっと上手に 重ねてゆく あの遠い 夏の終わりが 微笑みに 今変わる