見慣れた景色さえ 今は色を失くして 静まり返る部屋に 君の気配だけ残る 最後に交わした言葉 何度も繰り返して 答えが変わらないことを ようやく知った 喜びと痛みの境目なんて もう分からなくて でも胸の奥にはまだ 君が確かにいるんだ 君のいない夜に 声を探して泣いた 夢の中でもいい 触れたいと願った 明日が来ることが ただ怖くて ひとりきりで 何度も名前を呼んでいた 泣き虫だった君が 笑顔で隠した涙 守りたかったはずなのに 僕は守れなかった あの日の空の色は まだ消えずに残って 手を伸ばせばそこに 君がいるようで 遠ざかるほどに強く 焼きつく記憶 たとえ時が流れても 消せやしないんだ 君のいない夜に 声を探して泣いた 夢の中でもいい 触れたいと願った 明日が来ることが ただ怖くて ひとりきりで 何度も名前を呼んでいた もしも願いがひとつ叶うなら もう一度だけ 君に会いたい 抱きしめたその温もりで 何もかも救われるから 君のいない夜に 声を探して泣いた 夢の中でもいい 触れたいと願った 明日が来ることが ただ怖くて ひとりきりで 何度も名前を呼んでいた
