眼を垂れ見下す奴の顔は なんとなく俺を嘲笑うような 道中の乞食への侮蔑の眼は どことなくあいつに重なるようだ 雲を纏い癪に障る奴の顔は 黒の中射し込む唯一の灯で 連中の羨望求む我欲な眼は 夜を照らすあいつの姿のようだ 夜の帳の中の俺のムーンシティでは 青黒の果てで歌う 然れど この影が邪魔するムーンシティでは 殺気立ってって感じ 舌を重ねた水の気泡を吐く様を見る 夜も更け酩酊した奴の顔は なんとなく下卑たもんに 見えたような 陶酔に浸りこむ優越の眼は 宙から眼を垂らす あいつそのものなんさ 夜の帳の中の俺のムーンシティでは 青黒の果てで嘆く 然れど この影が邪魔するムーンシティでは 殺気立ってって感じ ぼやけちゃってって感じ 殺気立ってって感じ