列車がまた行き交うのに 乗り遅れた僕は ただ立ち尽くす もう来ないことも知らず 待ち焦がれたまま ふと溜息をついた もうどれくらい経っているんだろう 急ぐ友の歌は遠くて聞こえない 追いつけないかも 思いながらも 少しずつ歩きだす 迷いや後悔だらけの道でも 振り向かないとそう決めてゆくだけ 誰もが抱く不安や苦しみを 背負っているから ただ風が織りなす そのままに 今もあの頃 聞いたメロディが響いているから 空の向こうを見つめて 思い出す 未来への道筋 築きあげた理想 は形を変えた けど行こう ゆっくりでもいい 時ともに景色は変わるよ たぶん車窓からじゃ 見えないから 誰もが抱く不安や苦しみを 背負っているけど ただ生きる場所を追い求めて 進もう あの頃聞いたメロディが 響いているから 恐れぬよう 耳澄まして 僕が選んだこの旅立ちを 信じているから 続く二本線の その先へ