自分勝手に拍車がかかって 君の声さえも 聞こえなくなっていたよ 今日は一段と冷えるな 走り去ったあいつの背中を 想い出すたびに 走れなくなっていたよ 今日は一段と冷えるな 拾い損ねた優しさが 三車線を跨いで転がる 振りかぶってみたけど この手の中にはもう サヨナラのサとラの間にある物を 夜な夜な探してる 心は時に頼りなく 体はいつでもだらしがないな 笑い合ったいくつもの会話を 思い出すたびに 笑えなくなっていたよ 今日は一段と冷えるな 拾い損ねた優しさが 環状線を挟んで手を振る 振り返してみたけど その胸の中にはもう サヨナラのサとラの間にある物を 夜な夜な探してる あなたの言葉と声は よく晴れた朝の匂いがしてたな 星が流れれば見落とすような 何の変哲もない日々が そばにいる それだけの事が どれだけの事か今分かったんだ サヨナラのサとラの間にある物を 夜な夜な探してる すれ違う思い出と 変わらない町の匂い サヨナラのサとラの間にある物は 今でも笑ってる あなたの映る世界は よく晴れた朝の匂いがしてたな