トリケラトプスが生きていたなら 背中に乗せて欲しかった この恋が息を吹き返すなら もう一度名前を呼んで欲しかった 霞む山に 煙る街に どこへでも行けるこの心に 鍵をかけないで 靴紐を結ぶ 遠く遠く 満願成就の空に 響く鐘の音さえも 全て忘れてしまうから 物語は続いていくんだ 昨日の全てを忘れなければ 背中に風は吹いたのか 明日の天気を知っていたなら 進むべき道が見えただろうか 燃える星に かかる虹に 何にでもなれるこの言葉に 首輪をつけないで 告白を結ぶ 遠く遠く 満願成就の空に 響く風の音さえも 全て忘れてしまうから 物語は続いていくんだ 誰かの呼ぶ声がする 気のせいでも良いと思う 誰かの呼ぶ声がする 君のせいなら良いと思う 誰かの呼ぶ声がする 気のせいでも良いと思う 誰かの呼ぶ声がする 君のせいなら良いと思う 脆く脆く 衆人環視の窓に 軋む軋む 胸の音さえも いずれ忘れてしまえるから物語は 遠く遠く 満願成就の空に 鳴り響く君の声さえも 全て忘れてしまうから 物語は続いていくんだ