八月の終わり君の匂いはまだ 下北の六畳半やけに染みついてる 見慣れた部屋なのにどこか寂しくて 君のこと想像せずとも思い出してる いつからだったかは今では どうでもいいことで 君の手がただただ恋しいな いつまでもいつまでも 僕らくだらないことを言い合って 笑えたらな いつの日かいつの日か 僕がつまらない記憶のひとつに 変わるとしても 信号を合図に僕はのらりくらり いつだって人混みに君を探してる 季節は平等に流れゆるりゆらり 行き詰まってもうだめだって空を 眺めてる いつかはこの街も僕らも 変わっていく でも君だけ君だけはなんてね 言えないな 頬を伝った涙の理由を確かめずに 抱きしめたってただ終わりを引き 延ばすだけ タイミング逃した言葉の行き 場なんてどこにも ないから いつまでもいつまでも 僕らくだらないことを言い合って 笑えたらな いつの日かいつの日か 僕がつまらない記憶のひとつに 変わるとしても いつまでも君のこと ばかり考えてもしょうがないとは 知っていても いつの日か君の目に 僕がもう一度映りますようにと 願うのは 遅いかな?
