壁にもたれ掛かっている錆びついた 弦のギター 不覚にも自分を眺めているようで… 耳を塞いでいたってあの音が 聴こえてくる 歪みがかかっていたのは僕の心だ どうしても消せやしなかった 切り離せなかったんだ ヒスノイズが部屋を満たすから ぎこちない指先がまた汚れていく あれから今日までのこの道のりが 正しいかどうかはわからないけれど 明日を見上げ 踏み締めながら生きていくよ 時々今日の日が怖くなるのは何も 不自然な事じゃない そっと風が吹けば髪が揺られる そんな日々を歌うよ 誰もいない朝方 霧雨溶け込んだ 叫んだ声だって掻き 消されてしまうけど ほんの数秒でさえも呼吸を 止めなれないよ 鳴り止まぬ音があるから あれから今日までのこの道のりが 正しかったと証明する為に 否定していた自分自身を 愛さなくちゃな いつかは今日に絶望して涙流す 病んだ瞳の奥へ そっと光差せる歌を歌える そんな日々を生きたい 綺麗な景色を見た時に感じていた 想いを 人の優しさに触れた心が温かく 感じた瞬間を 呼び続けていてくれた 本当の自分のことを 今も胸に大切にしまってる もっともっと掻き鳴らして (言葉にも声にも変えられなかった 想いを) 指先の錆は今でも あの日のまま変わらないよ (耳を 澄ませばいつの日でもそこに 聴こえてくる音よ) 響け 響け