火照りきった顔を冷まして 夜の帳へ急いだ 見知らぬ命を素通りし 坂道を登るだけ 汗かいた 消えそうな声を 伝えることもなく 僕は僕の声も 聞こえなくなるよう ヘッドフォンのボリュームを上げた 悲しいとき 悲しいと言えたら 嬉しいとき 嬉しいと笑えたら そんなもしもが増えていく度 伸びていく影が消えていく ただ僕は拗ねていた 君に構われたくて ただ僕は拗ねていただけなんだ ただ僕は拗ねていた 言葉にすると怖いから こんな僕に 君は愛をくれますか? ただ僕は拗ねていた 春に雪が降らないから ただ僕は拗ねていただけなんだ ただ僕は拗ねていた だけど一つだけ本当だった 君のこと愛してた たくさん愛してたんだ
