<♪> 何処かで 山風の唄 響く 其れでは 果たせまいよと 嗤う 茸(くさびら) 蹴散らかすは 子の刻 己の 漏剋は 現在(いま) 止(さ)した儘 実(げ)に嘔吐(えず)かせるのは 末生(うらな)りの 下司が 裏で謀りし 逆命 恋い 狂おしいほど 愛しき男(ひと)を 然様(そう)とは知らず 手に掛けて <♪> 此処まで 嬌態の声 届く 今宵は 逃がすまいぞと 嗤う 花片(はなびら) 舞い散るは 丑の刻 汝の 鏤骨は今 無駄と化す 実に悔やみ切れぬは 言い成りの 己が畏み受けし 幕命 恋い 狂おしいほど 愛しき男を 此の手で 取るは 生き地獄 (誅)何もみえぬ (誅)何も言わぬ (誅)何も聞かぬ 此の刃を 甘んぜよ 踊れ 彼(か)の如く <♪> 実に 嘔吐かせるのは 末生りの 下司が 裏で謀りし 逆命 恋い 狂おしいほど 愛しき男を 屠らせしめた 贖いを (誅)何もみえぬ (誅)何も言わぬ (誅)何も聞かぬ 此の泪は契りの叢雨(むらさめ) (誅)何もみえぬ (誅)何も言わぬ (誅)何も聞かぬ 其の命で報わせよ いざや 誅せん