Track byNagakumo
坂の多い街の 風の当たる角部屋 走らせるペンの先は 手紙よりも日記帳 つつがなく つづかないそれを いつか見つけて欲しいな 手早く仕込んだアイデアにトキメク 嗚呼 味をしめる ただ 今をやめられない 越してきた春には 知らなかった 街の隅の方に潜む天使 優しさの影を踏んだ 住み着く不安の魅せた色に 惚れ込む 嗚呼 味をしめる ただ 今はやめられない 嗚呼 右手の窓にまた迎える朝を 横目に捉えて 古びた本のページをめくって探すよ あわよくば