歯医者に言われた 「親知らずを抜きましょう」 そういや君も頬を腫らしていたね そんなことばっか思い出す ファミレスに行けば君が何を 頼むかも 手に取るようにわかるようになって た 別にもう必要ないのに 言葉じゃ響かないところに手を差し 伸べられなかった あの日の二人を私は今も許せないの 心に開いた穴から君が顔を 出してまた疼いてる 乾かないように水をやるけど 虚しくなって手を止めた ドライソケット 君とはきっと切っても切れない糸で 結ばれて そう思っていたのは私だけみたい なんか悔しいわ あれからの日々を君はどう 過ごしてるの? 涙はもう枯れてしまった頃かな 自分勝手で嫌になるよ 新しいひとは 優しくしてくれるのかい 僕のことはもう忘れてほしいけど 「寂しい」と言えば困るかな 光も届かない部屋の片隅で 眠ったまんま 動かなくなった君の時計を 捨てられない 心に開いた穴から君を 探してみたけど見つからない 雨が降ってきたような 気がしたけれど君の涙かな ドライソケット 君とはずっと糸じゃなく穴で 繋がってたのかも 今さら気付いたって手遅れだよな 君が霞んでいく 心に開いた穴から君が顔を 出してまた疼いてる 乾かないように水をやるけど 虚しくなって手を止めた ドライソケット 君とはきっと切っても切れない糸で 結ばれて そう思っていたのは私だけみたい なんか悔しいわ