夕方のすきまから 風が吹いて 田んぼの水たちを 少し揺らす 駅を超えて 隣の街へ そこに広がる 音や色にもう戻れない ああ、果てない道を 行く、思い照らしてる そんな風のかけらに 吹かれていくように 舞い上がっていく 影に覆われ 息が鼻をつく ライトの少ない道を 一人歩いていく 川を渡り 誘われる 道はぼんやりと 惑の外へ続く石畳 ああ、せわしない日々を 受け入れる愚かさを 胸の内に秘めた 光にもう一度、火をつけて ああ、果てない道を 行く、思い照らしてる そんな風のかけらに 吹かれていくように 舞い上がっていく