偉大な雲を目指しながら オンボロ車で走る タイヤはすり減り 傷だらけのボディーは色褪せた 片一方だけのヘッドライト 夜道に吸い込まれる 光のカケラも見出せない ひたすら凸凹の道を ちっぽけな僕はいつも 遠くばかり見つめて これっぽっちのコンクリートで 躓いて擦りむいた 散らばる石ころたち 今何か踏んづけた? しかしリズムは続いてゆく 足の裏はヒリヒリ いつまで経っても治らない 良くなるものじゃない グルグルと回る僕ら 良くごらんよ足元を こんなにも美しいのに 今はモノクロの花 青空も忘れたよ いつの日か気づいたら ちっぽけな僕はいつも 遠くばかり見つめて これっぽっちのコンクリートで 躓いて擦りむいた 千切れた花びらたち もう一度縫い合わせよう 偉大な雲を目指しながら オンボロ車で走る タイヤはすり減り 傷だらけのボディーは色褪せた