草食ピエロ

歌詞

目立ちたいとか 隠れたいとか 矛盾する心に蓋 日銭を稼ぐため今日も 鄙びた舞台で道化る 観客の目が 冷ややかな視線が ダイレクトに突き刺さる 仮面の奥の素顔も 見透かされてるようで 分かってる 主役にはなれない 誰よりも影の薄いピエロ 見せ場のないピエロ だからこそ見えるよ 自分の役目が 華があるキャストじゃなくたって 主人公じゃなくたって 今出来るコトを演じ切る力を 演芸終わり 1人の少女 「カッコよかったよ」と1つ 差し出す桃のキャンディ ちゃんと見てくれていた 無垢な笑み 絆された想いを 僕にはさ 才能が無いんだから 周りの同業者と 同じメニューだけでいい はずがないだろう 誰よりも影で努めるけど 泣きたい日もある まだ一輪車の逆立ちが怖くて 残夏の候、 大変長らくお待たせしました 出囃子はピアニカ 始まりの合図 誰よりも影の薄いピエロ 見せ場のないピエロ だから僕は僕を信じ抜かなきゃ 華があるキャストじゃなくたって 主人公じゃなくたって 今出来るコトを演じ切る力を ほら赤い鼻もやっと馴染んできた