白く染まったため息 街の中浮かべて ネオンの海を泳いでどこまで 行けるだろう それぞれ描いてきた未来までの軌道 誰もがまだ探してる いつもの景色隠して雪が積もってく ここまでの足跡も消し去るように 誰かが歩き続けて新しい道になり 小さな愛を残し誰かが拾い上げてく 影が伸びて縮んで ぼやけた朝が来て それらをまた繰り返す 答え合わせの未来 遠くに待っている 幸福のイデアとか自分の価値とか 無意識のうちにまた探し続けている 誰もがまたもがくように 昨日の波にのまれて夜明けを求めた 記憶も いつかきっと愛しくなる 気づかぬうちに分かれた道でも 誰かが 小さな灯り燈し誰かを暖めていく つづら折りの道を明るく照らして 優しくまた包み込む 終わりの見えない道で声をなくした 夜も 手を伸ばしたらまた光に暖められる 流した涙も誰かの温もりで いつしか乾かされてく