Track bycinema staff
さあ始めよう、パレードを。 行進していく動物の群れ達。 その散文を読み上げて、 喉を枯らした司会者の彼。 汚れたあなたは西を向いて祈った。 「私は溶けない氷になりたいの」 ――そうして夜(よ)は更ける。 僕だけがまだ立ち尽くし、 歳を取っても変わらないまま、 あなたの背中を見続けているだけで 朝焼け。 かざしたその手の先の灯を探そう。 探そう、許しのその意味を、 大きな落とし物を。 あの坂越えれば、答えに辿り着く。 あの坂下れば、 あなたに追いつける。