落つるは花弁か はたまた命か いなせな生き様 打ち捨てた厭世観 白んだ山の端 空鳴る足音 煙管を蒸して 足軽に何処へ行く 隠し事もできずに 何遍だってやり直した 果たせるまで 蘇婆訶 祈りは塵と夢と散る 己が信じた道理に裏切られても 泪 挑まぬ者は晉まれぬ ああ勝って嬉しい花一匁 穿った魂ごと蝕んで 急くことなかれまだ一問目 契った後悔が一片 昇るは日輪か あるいは幽鬼か 見事な死に様 これこそがせんせゐしよん 紅らむ山際 殺した足音 怯えた目つきで 足早に何処へ行く 悪い事もできずに 散々だって泣き喚いた 倒れるまで 陀羅尼 記憶は灰と砂と散る 己が遠ざけた闇に貫かれても 命 投げ出すことは疎まれぬ ああ負けて悔しい花一匁 人はただ哀しい生きモンで 首を取らんとまだ意気込んで 千切った布切れが一片 隠し事もできずに 何遍だってやり直した 果たせるまで 蘇婆訶 祈りは塵と夢と散る 己が信じた道理に裏切られても 泪 挑まぬ者は晉まれぬ ああ勝って嬉しい花一匁 負けて悔しい花一匁 急くことなかれまだ一問目 契った後悔が一片