視界の存亡 夜の帳 消えかけた意識と猜疑心 重くなる瞼に負けたら 忍び寄る何かに気付かない 魔法をかけて夢にさよなら 代わりに悔恨の毒 怨嗟の記憶 残らず詰め込んで行くから 奪い去ったまた一人 今宵もきっと何処かで闇に紛れ 人知れず響き出す 音のないシンフォニー 攫い取ってもう一人 夢を齧った代償は永遠に 願わくは死の生を 湧き上がった欲望が渦を巻く 時代の象徴 資本の檻 見え透いた嘘と出来レース 甘い蜜に目が眩んだら 忍ばせた罠にも気付かない 魔法をかけても抗うのなら お礼に不可視の針 無限の痛み ここに埋め込んで行きますね 絡め取ったまた一人 今宵もきっと何処かで闇に紛れ 路地裏で嘯いた オチのないトリロジー 誘い出してもう一人 夢を啜った見せかけの名演技 おそらくは気のせいと 巻き起こった羨望が牙を剥く さあ魔法をかけて夢に悪戯 代わりに悔恨の毒 怨嗟の記憶 残らず詰め込んで行くから 騙し合ってあと一人 今宵もきっと何処かで闇に紛れ 他人事とつゆ知らず 心ないシンパシー 奪い切ってもう終わり 夢を齧った代償は永遠に 願わくは死の生を 湧き上がった欲望が渦を巻く