誰かが呟く嘘に 惑わされた心のリズム 奪うことと護ること裏表の罪 託した言葉が反芻する 儚く理想は壊れた 縋るべきものも失った それならこの歌だけを信じてずっと 名も無き旋律が命を染める いつかその手を 君の生きた証を 彷徨うだけの機械(ガラクタ)は 戦う意味求めた 意志という名の 堅い盾と鎧よ たとえ強さなんか無くても 失う痛みを越えて 誰もが抱える黒に 乱された心のシグナル 未来像と過去の業 裏表の鍵 重ねた影がシンクロする 最後に抱いた希望は 暗く深い海に沈んだ それでもこの歌だけを信じたずっと 名も無き歌姫は奇跡を越えてーー 幾多の声を 君と生きた証を 放たれたその言霊で 闇を二つに裂いて 畏怖と言う名の 重い枷と轡よ たとえ正解なんか無くても 渦巻く思いを燃やせ いつかその手に 誰かのぬくもりを 消えかけた夢 もう一度 終わらせない もう二度と いつかその手をーー 生きとし生ける 全ての魂よ その眼の奥に焼き付けろ 機械(ガラクタ)の生き様を いつかその手を 君の生きた証を たとえ強さなんか無くても 失う痛みを越えて