もう何回、 叶わない夢を見てんだろう 今日も独りベッドで膝を抱えている 街を飾るイルミネーションの灯りで 目が眩んだから ポケットの幸せに 気付けなくなっている そうだ、 あの頃の僕たちは何者にもなれると 思っていた 赤いマントを着たヒーローが 僕に微笑むから いつか空に光る星を超えて君と 出逢えたら また笑ってくれるかな 忘れてはいないかな 世界が壊れてしまう前に 僕の頬に伝う言葉を今君にも 言えたら またあの物語の続きを 紡いでいけるかな 君と僕の未完成ストーリーを ずっと昔、君は少年だった僕に言う 「いつか 誰かのヒーローにならなくちゃ」 そうやって仮面の下に無数の傷を 隠しながら 君は明日も僕を置いて空を 目指していく 翼は傷付けば傷付くほど美しく 翔けるんだね ああ なんて 素晴らしい景色だろうか 君を知らなければ 僕の頬に伝う言葉は今君にも 見えますか? どんな地位や名声なんかより また何千万の命より 僕はこの手を繋いでほしかったんだ いつか空に光る星を超えて君と 出逢えたら また笑ってくれるかな 忘れてはいないかな 世界が壊れてしまう前に もしも長い夢が醒めたあとで何から 話そうか まずはずっと前に少年の君が 僕に言った言葉から 「描いていこうよ スターライト・ストーリーを!」