眠れない夜はもうお終い 僕の身体・精神・理性が グリッドロックしている 君には言えることじゃない 僕の総て晒せば 皆、狂ってるって 嘲笑うんじゃない? 死人の言葉はどんな詩よりも 美しいらしい 死んだら悲しいから生きててほしい なんて綺麗事ばかりを繰り返して 本当の嘘にさえ気付かないで 「さよなら」で忘れさせて全部を! そう願った少年は空を飛ぶ ねえ、後悔で泣かなくって良いのよ どうせ君達には救えぬ命なのだから あの日電話でもしていたら未来は 変わったかな 自責の念に駆られちゃって嫌々… って莫迦野郎! だって誰が彼に花を手向けた? 君がさっき弔ったのは 自分自身でしょう? ええ サァ、 良い子だけを演じてみせてよ! 教科書に刻んだ嘘をなぞる 正解なんて先生も 知らないんでしょう? 正しく歪んだ僕の心 僕ら何十年も生まれ持った ピストルを 塞いだ胸に突き付けて生きてるんだ でも何十年も引き金を引かないのは 小さな約束のせい、とかね、 「さよなら」で忘れさせて全部を 走馬灯に過る誰かの声 ねえ、 天国はきっと素晴らしいのでしょう だって誰一人、帰らないのだから 「さよなら」で終わらせて僕を! そう願った刹那、命は散る そして少年はいつか生まれ 変わるでしょう 新しい僕は僕ではありませんように