ピエロになれないお姫さま

歌詞

踊らされたサーカスのメロディ 繰り返し手を繋いで ふらふらと落ちてゆくオレンジの街 気づかぬふりをしてた かじかんだ手を握りしめ ぎこちなく透き通った 青と黒の旋律を ゆらりゆらり漂って 知らずに死んでしまった ピエロには程遠いお姫さま 歌いながら踊っていた 機械仕掛けの脳裏に焼き付く 燃え尽きて消えていった ゆらゆらと落ちきったオレンジの街 気づかぬふりをしてた 震える身体を抱きしめて ぎこちなく透き通った 赤と白の律動を ふらりふらり揺れながら 死んでしまっても知られず ピエロにはなれないお姫さま 歌いながら踊らされた 機械仕掛けの身体も軋んで 音も立てずに崩れていく 躍らされたサーカスのメロディ 繰り返し手を繋いでた 枯れた葉のように佇んでいた 鉛色の空の下 ピエロにはなれないお姫さま 歌も歌えず踊れない 機械仕掛けの身体は動かない 炎も上げず消えていった 誰に気づかれることもなく でこぼこの花が咲いた