エレクトリック・カーテンコール

歌詞

街の夕暮れには ビルの隙間から 滑り落ちてゆく お月様 夢の中のような 小さな毎日 街の片隅に消えてゆく 帰り道では雨が止んで 街の灯りが瞼を揺らす 濡れた足元 水たまりの音 淡い夜に身を任せて ゆるやかな坂道 少し小走りで駆けてゆく はやる気持ちに急かされて カーテンコールと夜の街 鳴り響く 拍手と歓声 人のざわめきも 聞こえないくらい大きくて 手のひらを掲げて くるりと回って 赤い傘開いて跳ねる 雨の雫が纏う光 君の目に映る月の下 夢の中のような 小さな毎日 街の片隅に消えてゆく 夜のバス停 雨上がりに 濡れたベンチを照らす月明かり 水たまりで遊ぶ子供の声 淡い夜に身を任せて 跳ねる雨の雫 少しずつ音が大きくなって 急かされるように走り抜ける カーテンコールと雨の音 拍手と歓声 舞台の上から 眩い光に照らされて 君の目を見つめて 手を取り回って 赤い傘ふわりと浮かぶ 月の光が雨に伝う 君の目に映る星の雫 夢の中のような 小さな毎日 街の片隅に消えてゆく 街の夕暮れには ビルの隙間から 滑り落ちてゆく お月様 夢の外側から 見ていた毎日 待ち合わせした帰り道 拍手と歓声 思い出しながら ゆるやかな坂道駆けてく 家路の交差点 くるりと回って 赤い傘開いて跳ねる 加速してゆくネオンサイン 幕が降りていく傘の下で 夢の中のような 小さな毎日 街の片隅にひとつだけ 街の片隅に消えてゆく