空の続きを見に行こう」 急に思い立った快晴の日 当てもなく走り出した 家の近くがステージだった 草原のような原っぱ 荒野のような広い砂場も 毎日が冒険だった たまに主役を取り合って ヒーローごっこで喧嘩して 拾った小枝は勇者の剣 どこまでも続く行進 いつか 忘れてしまった あの煌めき 夢中になった瞬間 不思議が溢れていた 泥だらけの靴は 冒険の記録 思い出してよ ほら 誰よりも眩しかっただろう 得意のステージは移ろいで 「上手くいかない」が続いて そいつは少しばかりしんどいが まだ何とかやってるよ 多分大きくなるまでに 他人とずっと比べてちゃって 自分とその他大勢の勝負 僕なんかってへこむんだ 忘れてしまうよ このままだと あの時の感情 行進はまだ続いてる 流した涙が 今を連れてきた それを忘れないで 暗い夜空も照らす星になる いつか 忘れてしまった あの日の記憶 泥だらけのヒーロー きっと 今も待ってるよ あの煌めき 何一つだって 変わっていなかったんだ 快晴の空は ずっとそこにある 思い出したら ほら 今もここに あの日の記憶 思い出したら さぁ 「空の続きを見に行こう」