松ぼっくり拾い集めて紐を通して 大事に持っていた ひとつひとつ別の色を塗って いつの間にやら束になっていた 無重力なら空を舞っている 手のひらの上で消えた物理法則 もう一度だけ姿を見せてよ 見えないものを見ている 幼き日々の続きを 瞳の奥で胸を躍らせている姿を 僕らはまだ手の上に乗せて 生きていける 好きな景色の向こう、 輝く夢の中にいるよ 一歩先が暗くてよく見えない 進む先を知りたくなるけど 灯りなんかなくたって、 きみの背に乗れたら… 周りに合わせられたら 楽になれるんだろうか? 出口のない世界をこじ 開けてみせるんだ 見えないものを見ている 誰も知らない姿の 鏡を覗いても僕にだけ映るもの 勝算なんてない ベコベコになった後だって 隠れて目を閉じたら だれかがこの手を取るんだ きっと僕には味方はいないと高を 括って 孤独やどうしようもなくなった時も きみはそこにいるはずだ 時間が経ったから 大人になったから 忘れていたはずの宝箱をまた 見つけて 見えないものを見た 幼き日々の続きを 瞳の奥で胸を躍らせてる姿を 僕らはまた手の平に握って 生きていける 好きな景色の向こう、 輝く夢から覚めてもまだ。