沈む街をひとり気配だけが揺れて 本音を隠すたびに心が少し軋む やわらかな嘘でも深く沁みる 夜があり 言えない想いだけがどこへも 行けずにいた 遠ざかる想念をポケットへと沈めて 触れれば砕けそうなあの瞬きに手を 伸ばす ほんの少し強がってためこんだ息が 震え 静かな痛みだけが私を支えていた あの日交わしたヒカリの嘘は いまだ心の奥でくすぶっているよ 触れられないままでも愛しいのは きっと誰よりあなたを見ていたから 消えない願いだけを握りしめる 流れる景色さえにじんで見える 午後で 心奥の言葉たちが淡く揺れて沈む 本当はずっと前に気づいていた 気持ちも なかったことにしてはまた痛みを 呼ぶ 名前を呼ぶたびにかすかに震える心 届かない距離なのにあなたを 探してしまう 散らばった想いさえ形を求めて滲み まだどこかで温もり 追いかけてしまう私 あの日に残したヒカリの嘘は 悲しいほどに優しく滲む 消せない想いだけを残したまま 続く未来にそっと触れていたい それでも前へ進みたいのに たったひとつの真実さえ 掴めば壊れそうで 声にならない願いばかり 深いところで揺れていた もう一度だけ会えたらいいのに ヒカリの嘘に映った私を あなたはどんなふうに 見ていたのだろう にじむ痛みも微かな温度さえも ゆっくり薄れていく気がしてる 涙越しに明日を探していた
