静かに舞った風が頬をかすめた 誰かの声がしたような気がして 見上げた空に滲んだあの日の影 記憶のページがそっとめくれた ありふれた風景がふいに色づいて 呼びかけるように心を揺らす どこからか聞こえる懐かしい声 胸の奥にそっと触れた 風が名前を呼んだ忘れかけた記憶 胸の奥の奥でそっと響いた 戻れない日々にも意味があるなら 今ここにあなたはいる 交わした約束さえ霞んでゆくけど 涙の跡がまだ胸に残ってる 見えない時間を超えて あなたの温もりを探してた 風が名前を 呼んだあの日のようにまた 傷つくことさえも愛に変わる ひとりきりじゃないと気づいたとき 心に灯る光がある 過ぎた季節の匂いが優しく包む 閉じかけた心に差し込むように 過去も未来も抱きしめながら 私は歩き出す 風が名前を呼んだ 消えない祈りとともに 想いは空を舞い明日へ続く どこにいてもきっと届くように あなたの名を風に託す
