知らない部屋 1人 僕はどこにいるの? 何度も聞こえてくるのは 僕の名前なのかな? 夏が始まる頃 小さなリュックの中で まるい瞳で 鳴いていたね 電車に揺られながら いつも側にいるから だから 僕は君を覚えたんだよ 声も話し方も匂いも全部 君を覚えたよ ねぇ 幸せだよ 大好きだからね 僕ら時の速さは違うから 君がくれるその5分は 僕にとっての一生の思い出さ たまに君は歌って ロウソクの火消すね 嬉しそうに 『ずっと一緒だよね』って 撫でてくれるよね 僕は子犬じゃないから 伝えるのが上手じゃないけど 君がいなきゃやっぱり寂しいから 帰りを待ってるよ ねぇ幸せだよ 大好きだからね 僕の時計の針は速いけど 君がくれた名前があるから 僕は 生まれてきて良かったよ いつかあと5分だけって 強く抱きしめる君が どうか泣かないで 僕も寂しくなるから 君と会える場所で待ってるから ごめんね 僕は いくよ ねぇ幸せだよ 大好きだからね