今年も街では サンタがどうとか言って大人たちが 騒いでいて 誰も僕の方なんて見向きもしない そんな夜 よく考えてみたらバカみたいな 話だなって ちょっとホッとしていたけれど どうにも 虚しくなるのはこの 雪のせいなのかな どうかその涙が 氷に変わるその前に明日が 来てほしい 月がそう呟いて 凍えそうな君に悪いから今夜だけは 素直に帰ってよ そんなこと願いながら今日は眠るよ もう夜が明けるから今夜だけは 笑い返してよ それだけはどうにかして 伝えておきたかったのに ねえ、 もう君はいないから今夜だけは白く 染めてよ それだけが最後のプレゼント おやすみ